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「見えにくさ」は1つじゃない|視覚障害の多様性を知ろう

2025 7/11
理解・サポート
2025年7月11日
  • URLをコピーしました!
目次

はじめに

「視覚障害」と聞くと、全く見えない状態を想像する方が多いかもしれません。
しかし実際には、「少し見える」「明るさや色だけが見えにくい」といったように、見え方にはさまざまなタイプと個人差があります。

今回は、

  • 視覚障害の主な分類と見え方
  • 「ロービジョン」ってどんな状態?
  • 色覚多様性(色弱)や夜盲などの特徴
  • 周囲の理解や配慮のヒント

を、わかりやすくご紹介します!


「見えにくさ」はこんなに違う

視覚障害は、「全盲(まったく見えない)」だけではありません。
実は、視覚障害がある方の中でも多くの方は“見えてはいるけど困っている”=ロービジョンです。

(視覚障害者のうち、弱視は70%、全盲は30%を表した円グラフ)

ロービジョンとは?|少しは見えるけど不自由がある状態

「ロービジョン(Low Vision)」とは、眼鏡や手術などを行っても視力や視野の制限が残り、日常生活に支障をきたしている状態のこと。

よくある困りごと

  • 小さな文字が読めない
  • 看板や案内板がぼやける
  • 光がまぶしくて目が開けられない
  • 人の顔が判別できない
  • 片目でしか見えない/視野の一部が欠けている

代表的な「見えにくさ」の種類と見え方の違い

ここでは、実際にある見えにくさのタイプを紹介します。
それぞれの症状は単独で現れることも、複合して現れることもあります。


【視力低下型】全体がぼんやりする

  • 近くも遠くもピントが合わず、視界がかすんでいるように見える
  • 小さな文字が読みにくく、色の境界も曖昧になる

主な疾患例:白内障、糖尿病網膜症など


【視野狭窄型】視野が一部欠ける・狭くなる

  • 中心だけが見えて周囲が見えない(トンネル視)
  • 逆に、中心が見えず周囲だけが見える(中心暗点)

主な疾患例:緑内障、網膜色素変性症、加齢黄斑変性など


【羞明(しゅうめい)】まぶしさがつらい

  • 少しの光でも強く感じてしまい、目が開けづらい
  • 明るい場所での視認が困難に

主な疾患例:網膜色素変性症、白子症 など


【夜盲(やもう)】暗いところで見えない

  • 明るい場所では見えるが、暗い場所では極端に見えづらくなる
  • 日没後の外出や、暗所での移動が困難に

主な疾患例:網膜色素変性症、ビタミンA欠乏など


【色覚多様性(色弱)】色の区別がつきにくい

  • 赤と緑、青と紫、ピンクと灰色などの区別がつきにくい
  • カラフルな図や資料が正確に読めないことも

(緑と赤、黄と橙、桃と灰の色の比較の画像)

特徴:

  • 男性に多く見られる(日本人男性の約5%)
  • 「まったく色が見えない」わけではなく、一部の色の違いが分かりにくい

ロービジョンや色覚多様性の人に対してできる配慮

「見えづらいところ、ありますか?」と声かけを

「どのくらい見えるの?」と聞くよりも、
「どこが見えづらいか、何か困っていることがあるか」を聞く方が、相手にとって安心です。


情報は“色だけ”に頼らない

  • 「赤い線を引いてください」ではなく、「上から2番目の太い線」と伝える
  • 図やグラフは形・パターン・文字情報でも違いを表すと◎

明るすぎない場所での対応

まぶしさや夜盲がある方にとっては、照明の明暗がとても大事です。
調光できる場所や、逆光を避けた案内があると安心です。


まとめ|“見えにくさ”を知ることがやさしさの一歩

視覚障害といっても、その「見え方」は人それぞれ。
完全に見えない人もいれば、「一部だけ見えない」「暗い場所だけ苦手」「色の区別だけ難しい」など、多様な見え方の違い=“見えにくさ”があります。

見た目にはわからないからこそ、

  • 困っていそうなときは声をかけてみる
  • 情報の伝え方を少し工夫する

そんなちょっとした配慮が、大きな助けになります。

(白杖を持った男性が女性と話をしている画像)

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「見えないからできない」をなくすために。
視覚障害のある子どもや学生が、自分らしく学び・暮らし・挑戦できる社会を目指して、情報を発信しています。
記事を読んで気づいたことやご意見、「もっと知りたい!」と思ったことがあれば、EduLume@vreach.jp までお気軽にお寄せください。

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